図面・データ関連

BricsCAD V21にて追加された「TXT2MTXT」コマンドを実行することでマルチテキストに変換することができます。
【操作方法】

1. コマンドラインに TXT2MTXT と入力し、Enterを押します。
2. テキスト文字を選択します。(複数選択可)
3. Enterを押します。

補足
初期設定では複数のテキスト文字を選択した場合、ひとかたまりのマルチテキストに変換されます。
設定を変更することで、一つのマルチテキストにまとめずに変換することができます。

【操作方法】

1. コマンドラインに TXT2MTXT と入力し、Enterを押します。
2. コマンドラインに SE と入力し、Enterを押します。
3. "単一のマルチテキストに結合"のチェックを外します。
　

4. [X]でダイアログを閉じます。
5. テキスト文字を選択します。
6. Enterを押します。

[修正]-[結合]にて、複数のポリラインを結合することができます。
また、[修正]-[ポリライン編集]のコマンドオプション「結合」を実行いただくと、離れているポリラインを結合させることが可能です。

【操作方法】

1. [修正]-[ポリライン編集]を選択します。
2. コマンドラインに M と入力し、Enterを押します。
3. 結合するポリラインを選択し、Enterを押します。
4. コマンドラインに J と入力し、Enterを押します。
5. 許容距離を入力し、Enterを押します。

入力した許容距離以下のポリラインが結合されます。
Enterでコマンドを終了します。

下記の設定を行うことで、マルチテキストや寸法の編集時にビューを回転させないようにすることが可能です。

操作方法

1. メニューの[設定]-[設定]より「設定」ダイアログを開きます。
2. [図面]-[2D作図]-[図形の作成]-[文字]-[マルチテキスト]を展開します。
3. [マルチテキスト固定]項目のプルダウンリストから
   "[0]マルチテキスト編集を開いているときは別の操作は不可"を選択します。
4. ダイアログを閉じ、動作を確認します。

文字フォーマッティングの[シンボル]アイコンから３乗の入力が可能です。

ボーナスツールの「寸法マルチテキストマスクツール（BJ_Backgroundmask）」がございます。
ツールのダウンロード、詳細につきましてはこちらをご覧ください。

V22で新たに追加された extfont2.shx は BricsCAD 独自に作成されたフォントファイルです。
他社のCADで実装されている同名フォントと形状が完全に一致するわけではございませんので、ご注意ください。
(文字幅が他のCADのextfont2.shxと合うように調整されています。)

■ASCII DXF (テキスト形式のDXF)
ASCIIテキストで図面の内容を保存する形式です。
様々なCADアプリケーションとの互換性があります。
図面の内容がテキストで保存される仕様上、ファイル容量が大きくなりやすい傾向にあります。

■Binary DXF (バイナリ形式のDXF)
AutoCADなどの限られたアプリケーションしか対応していない形式となります。
DXF対応となっているアプリケーションでもBinary形式には対応していないことがあります。
図面の精度がそのまま維持される、ファイルファイズが比較的小さくなる、AutoCADでの読み込み/書き出しが高速で行えることなどの利点があります。

図面ファイルのバージョンにより開けない場合、図面が破損している場合の二通りの可能性がございます。

図面ファイルのバージョンにより開けない場合

1. こちらのFAQより図面ファイルのバージョンをご確認ください。
2. 下記の表より、ファイルバージョンが使用中のBricsCADのバージョンに対応されてますかご確認ください。
   

図面が破損している場合

1. BricsCADを起動し、メニューの[ファイル]-[図面ユーティリティ]-[修復]を選択します。
2. 現象の発生する図面を選択して[開く]をクリックします。
3. 図面が修復して開かれますので、動作を確認します。

貼り付け元の図面と貼り付け先の図面の単位設定が異なる可能性がございます。

【操作方法】

貼り付け元の図面にて作図単位を確認します。

1. [設定]-[設定]を選択します。
2. [図面]-[作図]-[作図単位]を展開します。
3. [入力単位]の設定をご確認ください。例「ミリメートル」
貼り付け先の図面にて作図単位を確認します。

4. [設定]-[設定]を選択します。
5. [図面]-[作図]-[作図単位]を展開します。
6. [入力単位]の設定をご確認ください。例「インチ」

作図単位が異なる場合は、正しい作図単位に変更・統一し図面を保存後に再度貼り付け操作をご確認ください。

図面の自動保存の間隔を設定することが可能です。

【操作方法】

1. メニューの[設定]-[設定]を選択します。設定ダイアログが表示します。
2. 「プログラムオプション」-「開く/保存」を展開します。
3. 「自動保存の時間間隔」で任意の値を設定します。
4. 設定ダイアログの右上の[×]をクリックして終了します。

自動保存は0から240の間で設定することが可能です。
0を設定した場合、自動保存はオフになります。

■ 保存場所

デフォルトではログオンユーザのtmpフォルダになっています。

自動保存ファイル名の例：
開いている図面が ABC.dwg のとき、ABC_1238.SV$ が保存されます。
(_のあとの 1238 は一例で、ランダムに生成されます。)
なお、現在開いている ABC.dwg を閉じるまでは、ABC_1238.SV$ の名前で保存時間の都度上書きされます。
(このとき前回保存したファイルは ABC_1238.bak で残ります。)

■ 復旧方法
上記例の場合、ABC_1238.SV$ → ABC.dwg のように拡張子を"dwg"に変更します。これでBricsCADで開くことができます。

下記の手順にて変更可能です。

【操作方法】

1. 1.メニューの[ファイル]-[名前を付けて保存]を選択します。
2. 2.ダイアログ下部の「ファイルの種類」の一覧から該当の形式を選択します。
3. 3.保存ボタンをクリックします。

※上記手順は、図面毎の設定となります。

■ 設定ダイアログから変更する方法

1. メニューの[設定]-[設定]を選択します。
2. [プログラムオプション]-[開く/保存]-[保存形式]の値を該当の形式に変更します。
3. 該当のファイルに対し、上書き保存を行います。

※上記手順はBricsCADの設定で、図面毎の設定ではございません

システム変数「SDI」は、2枚目以降のドキュメントを開く動作について制御します。

1. オン：別箇でCADソフトが起動され、そちらで開かれる
2. オフ：元々起動されているCADソフト内で開かれる

そちらの設定を変更頂き、意図する動作となりますかご確認ください。

【操作方法】

1. コマンドラインに SDI と入力して Enter キーを押します。
2. 下記のように表示されますので、"on" (または "off") と入力して Enter キーを押します。
   SDI の新しい値 (オフ(Off) または オン(On)) <オフ>:
3. ファイルをダブルクリックして動作を確認します。

BricsCADインストールフォルダ内の「Fonts」フォルダに格納してください。
※フォントの入手、ご使用につきましては提供先の使用許諾をご確認ください。

■凡例
C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD VXX ja_JP\Fonts

図面に表示される文字は、文字スタイルで設定されたフォントで決まります。
図面を開いたときに、この文字スタイルに設定されたフォントが無い場合、文字は「??」で表示されることがあります。


「??」を正しい表示にするには、文字スタイルにて設定されているフォントを正常に読み込める状態にする必要があります。
文字スタイルに設定されているフォントを変更、またはフォントを入手してBricsCADのfontフォルダにコピーします。

■ 文字スタイルのフォントの確認

1. ？？で表示される文字を選択し、プロパティにて使用されている文字スタイルを確認します。
日本語が？で表示されている文字(例：文字スタイル/standard)


日本語が表示されている文字(例：文字スタイル/MS ゴシック)



2. メニューの[ツール]-[図面エクスプローラ]-[文字スタイル設定]を選択します。
3. スタイルに使用されている文字のフォントを確認します。

■ 文字スタイルのフォントの変更

1. メニューの[ツール]-[図面エクスプローラ]-[文字スタイル設定]を選択します。
2. ビッグフォントに指定されているフォントを変更します。


ビッグフォント欄に表示されていても、項目を選択して表示されなくなる場合フォントは読み込めていません。
前回読み込んだ保存時の状態を表示している為、項目をクリックすると再読み込みができず空になります。


3. 図面エクスプローラの右上[×]をクリックして終了します。変更結果です。
4. 
   
   

■ フォントの追加

1. 文字スタイルに設定されている文字フォントを入手します。
   ※フォントの入手、ご使用につきましては提供先の使用許諾をご確認ください。
2. BricsCADのfontフォルダにコピーします。
   例)C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD VXX ja_JP\Fonts



3. BricsCADを起動し、図面を開いた結果です。

BricsCAD上で動作するツールとして「BJ変換JW・SXF」を弊社製品として販売しております。
体験版もございますので変換をお試しください。
BJ変換JW・SXF

プロキシ図形につきましては、
AutoCAD Mechanical の特定のコマンド（幾何公差等）で作成された図形となります。

プロキシ図形のままでは編集が行えません。これはAutoCADも同様です。
回避方法と致しましては下記のどちらかの手順となります。

1. プロキシ図形を分解する
   （複数存在する場合は、クイック選択等でプロキシ図形のみを選択すると一括で行えます）
2. 一旦R12形式で保存し、元の形式で保存する
   （R12形式ではプロキシ図形が扱えず、ブロック図形として保存されるため）

※BricsCAD V20(Pro以上)から下記の設定を[オン]にする事で専用図形として読み込み、移動やコピーが可能となります。
「メカニカル2Dイネーブラー/メカニカル2Dエディター(LOADMECHANICAL2D)」

なお、デフォルトの設定ではプロキシ図形を含む図面を開くと警告メッセージを表示して知らせます。
下記の操作で警告メッセージを表示しない設定にすることが可能です。

(操作)
1. メニューの[設定]-[設定]より「設定」ダイアログを開きます。
2. 下記項目を展開します。
　 [プログラムオプション]-[開く/保存]-[プロキシ注意]
3. 「□プロキシの警告を表示」のチェックを外します。
4. ダイアログを閉じ、動作を確認します。

2つの方法がございます。

• 図面を開いた後、メニューから確認する方法
• 図面をテキストエディタで開き確認する方法

■メニューで確認
【確認方法】

1. CADを起動し、図面を開きます。
2. メニューの[ファイル]-[図面のプロパティ]を選択します。
3. 「図面プロパティ」ダイアログが表示されますので、"一般"タブを選択します。
4. バージョン: に記載されているバージョンを確認します。

■テキストエディタで確認
【確認方法】

1. 任意のテキストエディタを起動します。
2. ドラッグアンドドロップ等で該当のdwg図面を開きます。
3. 表示される内容の先頭に記載されている6文字を確認します。
4. 下記の対応表を確認し、保存形式のバージョンをご確認ください。
   
   AC1032：2018
   AC1027：2013, 2014, 2015, 2016, 2017
   AC1024：2010, 2011, 2012
   AC1021：2007, 2008, 2009
   AC1018：2004, 2005, 2006
   AC1015：2000, 2000i, 2002
   AC1014：14
   AC1012：13
   

どちらもByから始まり、名称は似ていますが利用目的は異なります。
下記の内容をご確認ください。

■ByLayer
オブジェクトに対し、各画層ごとで設定した色や線種を従わせます。

例えばある線分オブジェクトの[色]が[ByLayer]、画層が[0]となっている場合、
その線分オブジェクトの色は[0画層]に設定された色で表示されます。

■ByBlock
ブロック作成時の画層ではなく、ブロック挿入先の画層設定に従わせます。
ByBlockで作図した図形を「ブロック化」した場合に有効となります。

例えば、赤色で線分オブジェクトを作成し
そのDWGファイルを別の図面にブロック挿入した場合、
通常ですと、挿入先の図面でブロックの色を赤から変更する事は出来ません。

しかし、[色]を[ByBlock]で指定した線分オブジェクトを作成し
そのDWGファイルを別の図面にブロック挿入した場合、
挿入先の設定に従いますので、色の変更を行う事が可能となります。

ファイルの保存や自動保存の際、何らかの原因で保存に失敗すると表示されるメッセージとなっております。

ファイルのバックアップが保存されるTEMPフォルダ内のクリアにて現象が改善した事例がございますので、ご確認ください。
なお、TEMPフォルダは以下の場所にございます。

C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\Temp

※TEMPフォルダ内には、ファイルのバックアップが作成されます。
　復元の予定が無い場合は削除しても問題はございませんので、TEMPフォルダ内を空に近い状態で動作のご確認ください。

なお、現象が再現して保存が行えなくなった場合は、開いている図面に対し”監査”コマンドを実行しますと 保存が行えるようになった事例がございます。
お手数ではございますが現象が再現しました場合は、[監査]コマンドを実行頂き、保存が行えますかご確認ください。

アセンブリの構成部品、及び外部参照共にDWGファイルが対象となっており、DXFファイルでは取り込みが不可となっております。これは、AutoCAD でも同様です。

恐縮ではございますが、コンポーネントや外部参照として取り込みを行います場合は、DWG形式での保存が必要となります。

原則として、Windowsにて禁則文字に指定されている文字は使用できません。

【例】
\ / ? : * " > < |

その他の文字につきましては、基本的には使用可能ですが、
カスタマイズ等を行われている場合はその限りではございませんので
ご注意ください。

メニューの[ファイル]-[名前を付けて保存]より
ファイルの種類から任意のDXF形式を選択し、[保存]ボタンをクリックしてください。

※対象図面が多い、またはフォルダ毎に行いたい場合、
　弊社ツール製品「手直し奉行」をご利用頂く事で任意のDXF形式へ一括変換を行えます。
手直し奉行

恐縮ですが、標準提供コマンドの中にC面取り寸法、風船(バルーン)の作図コマンドはありません。
引き出し線コマンド、またはその他のコマンドを組み合わせて頂き作図をお願いいたします。

弊社提供のBricsCADアドオンソフトACAD-KIKAI では標準機能としてご提供しております。
下記ページにて紹介しております。

ACAD-KIKAI 紹介ページ

ACAD-KIKAI　基本機能紹介ページ

BricsCADでは [Print As PDF.pc3] ドライバを提供しております。

複数のファイルをpdfに出力する場合はメニューの[ファイル]-[パブリッシュ]を使用してください。
「パブリッシュ」ダイアログの「パブリッシュ」設定でpdfを選択することで複数ページをpdfに出力することが可能です。

BricsCAD の "Table" コマンドで作成されました表(または選択した時にプロパティに「表」と表示されるもの)であれば 、"tableexport" コマンドで .csv 形式で書き出すことが可能です。
.csvで書き出されましたファイルをエクセルなどで開き.xlsにて保存してください。

"tableexport" につきましては、以下のページをご参照ください。
BricsCAD オンラインヘルプ